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第4回 「副作用が怖いので薬を飲みたくない」にどう対応するか
「副作用が怖い」という患者が抱える二つの思い

2020/02/04
岸見 一郎

 今回は、副作用が怖いといって服薬を拒む患者に、どんなふうに声をかけたら薬を飲んでもらえるかを考えてみます。

 抗癌薬のように強い副作用が出ること、しかし、たとえ副作用があっても服用しなければ死に至りうるということがよく知られている薬であれば、患者が副作用を恐れて服用を拒んでも、それにどう対処するかはある程度、説明のノウハウは蓄積されているのではないかと思います。しかし、副作用について非合理な不安を訴える患者に対してどう対処すればいいのかは、迷うことがあるかもしれません。

著者プロフィール

岸見 一郎●きしみ いちろう氏。1956年京都生まれ、京都在住。1987年京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門である西洋古代哲学と並行して、アドラー心理学を研究。2013年に古賀史健氏との共著で刊行した『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)は、200万部に迫るベストセラーに。精力的に執筆・講演活動を行っており、著書に『アドラー心理学入門』『幸せになる勇気』など多数。

連載の紹介

岸見一郎の「患者と共に歩む心構え」
こんな時、患者にどう向き合えばよいのか。患者の思いをどのように受け止め、どんな言葉を掛けるのか――。日常診療の中で直面する様々な場面において、対等な人間として患者と「共に歩む」ための心構えを、哲学者でありアドラー心理学を解説したベストセラー『嫌われる勇気』の著者である岸見一郎氏が、医療機関でのカウンセラーとしての経歴や、心筋梗塞治療を受けた患者としての経験なども交えつつ解きほぐしていきます。

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