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【薬局からの提言 第2回】
本当に口腔内崩壊錠の方がよいですか?
あおぞら薬局(大阪市西淀川区)薬剤師 上町 亜希子氏

2006/12/06

かんまち あきこ氏。97年、神戸学院大薬学部卒。薬局勤務後、2003年に大阪教育大教育学研究科修士課程(精神社会保健学分野)入学。05年修了し、現職。

 日々、薬局で処方せんを見ていると、「処方される医師の先生方は、あまり剤型について関心がないのではないか」と感じることがある。剤型とは、経口剤であれば、錠剤、カプセル剤、散剤、シロップ剤などのことである。「どんな剤型でも飲んでしまえば一緒」ではあるのだが、患者には意外に剤型の好き嫌いがあるものである。自分から訴えるほどではないが、よくよく話を聞いてみると「実は、以前から飲みにくいと思っていた」と話す患者が多い。特に最近、よく患者から不満の声を聞くのが「口腔内崩壊錠」である。

普通錠と一緒だと飲みにくい
 口腔内崩壊錠は、メーカーによって、OD錠、D錠、ザイディス錠などの呼び名がある(表1)。口腔内速溶錠と呼ばれることもある。いずれも口腔内の唾液で崩壊(溶解)するので、水なしで飲むことができ、メーカーは「外出先でも飲みやすい」「嚥下障害のある高齢者にも」といった点をアピールしている。

連載の紹介

【寄稿】これだけは言いたい!
日常診療から、医療経営・制度、医師のキャリアやライフスタイルに至るまで、医療・臨床医にまつわる様々なテーマに関する、論客による寄稿のコーナーです。1回完結の場合もあれば、テーマによっては複数回にわたり連載します。

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