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第6波で搬送を断られ続けた非コロナ重症例

2022/06/21
木川 英(川越救急クリニック)

 関東地方では昨年より8日早く梅雨入りし、梅雨冷えの日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。ここ数週間は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染状況が全国的に落ち着きを見せており、政府が外国人観光客の受け入れを再開するなど、わが国でもコロナと共存する道へとかじを切り始めました。

 一方、社会全体が落ち着きを取り戻しつつある今だからこそ、第7波、第8波に備える必要があると考えます。第6波までのように医療が逼迫することのないよう、今から対策を講じることが重要です。

 本連載では、これまでにもコロナ下で救急医療が逼迫した様子を何度かお伝えしてきました(関連記事:救急医療の“壊滅”を目の前にして思うこと「コロナ疑い」で搬送を30回断られる今思うこと)。今回は、2022年初頭から春先まで続いたオミクロン株による第6波において、医療の逼迫を強く感じた事案を紹介します(個人が特定されないように一部情報を改変しています) 。



著者プロフィール

木川英(川越救急クリニック副院長)●きがわ あきら氏。2005年東海大学医学部卒。茅ケ崎徳洲会総合病院(現:湘南藤沢徳洲会病院)初期研修医を経て、08年救急医を志し八戸市立市民病院救命救急センターに勤務。13年から現職。

連載の紹介

木川英の「救急クリニック24時」
全国有数の”救急過疎地”サイタマに開業した救急専門の診療所に助っ人としてやって来た木川氏が、現場で感じた地域医療の問題、患者側の問題、医療経営の問題等々を綴ることで医療界に一石を投じる。

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