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独居で心肺停止の60歳代男性。思わぬ重篤な疾患に直面

2021/04/28
木川 英(川越救急クリニック)

 新型コロナウイルス感染者の増加に歯止めがかからない状況が続いています。 4都府県に緊急事態宣言が発令されましたが、時短営業などを中途半端に行うくらいなら、1回目に発令した際のような厳しい制限をかける方がいいと思っていたので、やっと緊急事態宣言が発令されたか、と思うこの頃です。

 ここ川越でもやはり、PCR検査陽性者が増加傾向にあります。個々人ができることをできる限り実践していくという意識を持ち続けなければならないと感じています。

 さて、私の周囲にもついに、新型コロナウイルスワクチンが届き始めました。他地域ではもう2回目の接種も済んでいたり(関連記事)、高齢者接種が開始している地域もありますが、川越市では4月末になってようやく、大規模病院に勤務していない医療従事者に対する接種が開始されました。決して万能薬ではないですが、ワクチンを接種することが世界的にスタンダードになりつつある中で、まずはその一歩を踏み出したことになります。

 そんなある日、救クリに救急車の要請がありました。心肺停止状態で発見された独居の60歳代男性で、残念ながら手の施しようがなかったケースに久しぶりに遭遇したのでご紹介します。


著者プロフィール

木川英(川越救急クリニック副院長)●きがわ あきら氏。2005年東海大学医学部卒。茅ケ崎徳洲会総合病院(現:湘南藤沢徳洲会病院)初期研修医を経て、08年救急医を志し八戸市立市民病院救命救急センターに勤務。13年から現職。

連載の紹介

木川英の「救急クリニック24時」
全国有数の”救急過疎地”サイタマに開業した救急専門の診療所に助っ人としてやって来た木川氏が、現場で感じた地域医療の問題、患者側の問題、医療経営の問題等々を綴ることで医療界に一石を投じる。

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