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「息苦しさ・喉の違和感」に隠れた意外な疾患

2020/11/12
木川 英(川越救急クリニック)

 11月も半ばとなり、朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。コロナ禍により例年とは違った秋を過ごされているとは思いますが、救クリも来るべき冬、今までとは違う冬に対応すべく、日々備えています。

 インフルエンザワクチンが足りなくなるのではという懸念の声を耳にする一方、社会全体の意識がウィズコロナ時代に対応しつつあることで、もしかしたらインフルエンザ自体が流行しない可能性もあるとも聞きます(関連記事)。

 確かにその通りかもしれませんね。新型コロナウイルスの感染が広がり始めた今年の2月ごろから、インフルエンザ患者が激減しました。例年ですと、3月中旬くらいまではインフルエンザ患者が多いものですが、今年は全くそのようなことはありませんでした。

 もちろん、決して油断はできませんし、インフルエンザウイルスと新型コロナウイルスが同時に猛威を振るう可能性だってあります。新型コロナウイルスのPCR検査陽性者が徐々に増えてきたのは、油断のせいなのか、気温が低下してきたからなのか、あるいは空気が乾燥してきたからなのか──。現時点では分かりませんが、いずれにしても今まで通り、予防をしながら社会活動を続けていくしかありません。

 そんな中、救クリでは、新型コロナなのかインフルエンザなのか、あるいは別の疾患なのか、判断に悩んだ難しい事例を経験しましたので、ご紹介します。


著者プロフィール

木川英(川越救急クリニック副院長)●きがわ あきら氏。2005年東海大学医学部卒。茅ケ崎徳洲会総合病院(現:湘南藤沢徳洲会病院)初期研修医を経て、08年救急医を志し八戸市立市民病院救命救急センターに勤務。13年から現職。

連載の紹介

木川英の「救急クリニック24時」
全国有数の”救急過疎地”サイタマに開業した救急専門の診療所に助っ人としてやって来た木川氏が、現場で感じた地域医療の問題、患者側の問題、医療経営の問題等々を綴ることで医療界に一石を投じる。

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