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救クリが研修先として適切か検証してみた

2016/12/09
木川 英(川越救急クリニック)

 師走に入りましたね。今冬は、異常に寒い日があったり暖かい日が続いたりと体調を崩しやすくなっているように思えますが、皆様はいかがでしょうか。

 ここ、救クリの地ではインフルエンザの患者さんはまだちらほら見掛ける程度。それよりもウイルス性胃腸炎が猛威を振るっています。

 そんな中、10月から12月までという短期ではありますが、自治医科大学付属さいたま医療センター救急科シニアレジデントの中村雅人先生に来てもらって大変助かっています。恒例のインタビューに先立って、今回は救クリがレジデントの研修先として役立てるかどうか検証してみました。

 全期間にわたる調査はなかなか困難でしたのでデータは繁忙期に限って提示しますが、3カ月という期間内であればほぼ当てはまると考えられます。我々の施設は、夕方から翌朝まで(16時~翌9時)という近隣の医療機関が休業している時間に開業するスタイルを取っていますので、毎週末、ゴールデンウィーク、盆の時期、年末年始は特に受診患者が多くなる傾向があります。

 そこで繁忙期に当院を受診した患者を検討して、どのような症状・主訴が多く、当院の医師に求められている能力は何かを検証してみました。

 2014年のゴールデンウィーク(4月30日~5月6日)、盆の時期(8月13日~16日)および2014年~15年にかけての年末年始(12月30日~1月3日)の合計16日間に救クリを受診した患者のカルテを後方視的に調査し、小児とそれ以外に分け、当院の受診動機を調べました。

著者プロフィール

木川英(川越救急クリニック副院長)●きがわ あきら氏。2005年東海大学医学部卒。茅ケ崎徳洲会総合病院(現:湘南藤沢徳洲会病院)初期研修医を経て、08年救急医を志し八戸市立市民病院救命救急センターに勤務。13年から現職。

連載の紹介

木川英の「救急クリニック24時」
全国有数の”救急過疎地”サイタマに開業した救急専門の診療所に助っ人としてやって来た木川氏が、現場で感じた地域医療の問題、患者側の問題、医療経営の問題等々を綴ることで医療界に一石を投じる。

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