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第111回 レビー小体型認知症診療を再考する(3)
レビー型認知症への薬物療法をどう進めるか

2018/02/09
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 今回は、レビー小体型認知症の薬物療法について臨床診断基準第4版での記載と、私の実体験を基に考えてみたいと思います。

 中核症状に関する記述は非常に簡潔になっています。メタ解析の結果からは、リバスチグミンとドネペジルの使用は認知機能や全般性機能、日常生活動作を改善し、さらに改善が見られなくても、服薬している限り、悪化することは少ないとされています。メマンチンのレビー小体型認知症に対する効果は明らかではないようですが、忍容性は担保され、単独あるいは併用療法で効果を期待できるかもしれないと記載されています。ガランタミンに関してはこの診断基準では全く言及されていません。

著者プロフィール

川畑信也(八千代病院〔愛知県安城市〕神経内科部長)●かわばた のぶや氏。1979年昭和大医学部卒。国立循環器病センター、秋田県立脳血管研究センター、成田記念病院〔愛知県豊橋市〕を経て2008年より現職。愛知県認知症疾患医療センターセンター長も兼任。

連載の紹介

プライマリケア医のための認知症診療講座
2020年、患者数が325万人に達するといわれる認知症。患者数の増加に伴い、認知症の診療におけるプライマリケア医の役割が大きくなっています。著者が遭遇した実際の症例を紹介しながら、認知症診療の「いろは」を解説します。
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『プライマリ・ケア医のための 認知症診療入門』
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 2013年5月から連載を開始した「プライマリケア医のための認知症診療講座」がこのたび書籍化されました。2016年2月末までに掲載された記事を「診断編」「治療と介護編」「周辺症状編」に分類。さらには、日常診療で感じた疑問をすぐに解消できるよう、Q&A形式で再構成しました。
 Q&Aの数は全部で65個。どこから読んでも理解できるよう、1つのQ&Aだけで解説が完結する形に再編集しました。ぜひ日常診療にご活用ください。(川畑信也著、日経BP社、4644円税込み)

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