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第108回  認知症診療の建前と本音(3) 
認知症患者に睡眠衛生指導は有効か?

2017/12/22

 認知症診療で家族あるいは介護施設から相談を受ける主な行動障害・精神症状は、睡眠障害と暴言・暴力行為だと思います。睡眠障害は、患者もつらいかと思いますが、それ以上に夜間患者が寝ないことによる介護家族の精神的、身体的負担の方が大きな問題であろうと推定されます。今回は、この睡眠障害についての建前と本音を考えてみたいと思います。

認知症患者における睡眠障害の病態
 認知症患者に見られる睡眠障害としては、睡眠相後退型と睡眠相前進型、不規則睡眠覚醒型の3つが代表的なものといえます(図1)。

著者プロフィール

川畑信也(八千代病院〔愛知県安城市〕神経内科部長)●かわばた のぶや氏。1979年昭和大医学部卒。国立循環器病センター、秋田県立脳血管研究センター、成田記念病院〔愛知県豊橋市〕を経て2008年より現職。愛知県認知症疾患医療センターセンター長も兼任。

連載の紹介

プライマリケア医のための認知症診療講座
2020年、患者数が325万人に達するといわれる認知症。患者数の増加に伴い、認知症の診療におけるプライマリケア医の役割が大きくなっています。著者が遭遇した実際の症例を紹介しながら、認知症診療の「いろは」を解説します。
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 2013年5月から連載を開始した「プライマリケア医のための認知症診療講座」がこのたび書籍化されました。2016年2月末までに掲載された記事を「診断編」「治療と介護編」「周辺症状編」に分類。さらには、日常診療で感じた疑問をすぐに解消できるよう、Q&A形式で再構成しました。
 Q&Aの数は全部で65個。どこから読んでも理解できるよう、1つのQ&Aだけで解説が完結する形に再編集しました。ぜひ日常診療にご活用ください。(川畑信也著、日経BP社、4644円税込み)

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