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第62回 運転をやめると認知症が進行するって本当?
認知症患者に自動車運転をやめさせる有効な方法

2016/01/22

 2001年の道路交通法の改正によって、アルツハイマー型認知症など認知症と診断された患者さんは運転免許の取り消しまたは返上が規定されるようになりました。しかし実際には、診断後も自動車の運転を継続する患者さんは少なくありません。「自動車の運転をやめるよう(患者さんに)言ってほしい」と家族から依頼されることも多いと思います。自身の能力低下を認識していない患者さんに自動車の運転をやめさせるのは難しいと実感している先生方は多いのではないでしょうか。今回は、自動車運転をやめさせる方法と指導について考えてみることにします。

著者プロフィール

川畑信也(八千代病院〔愛知県安城市〕神経内科部長)●かわばた のぶや氏。1979年昭和大医学部卒。国立循環器病センター、秋田県立脳血管研究センター、成田記念病院〔愛知県豊橋市〕を経て2008年より現職。愛知県認知症疾患医療センターセンター長も兼任。

連載の紹介

プライマリケア医のための認知症診療講座
2020年、患者数が325万人に達するといわれる認知症。患者数の増加に伴い、認知症の診療におけるプライマリケア医の役割が大きくなっています。著者が遭遇した実際の症例を紹介しながら、認知症診療の「いろは」を解説します。
この連載が本になりました!
『プライマリ・ケア医のための 認知症診療入門』
好評発売中

 2013年5月から連載を開始した「プライマリケア医のための認知症診療講座」がこのたび書籍化されました。2016年2月末までに掲載された記事を「診断編」「治療と介護編」「周辺症状編」に分類。さらには、日常診療で感じた疑問をすぐに解消できるよう、Q&A形式で再構成しました。
 Q&Aの数は全部で65個。どこから読んでも理解できるよう、1つのQ&Aだけで解説が完結する形に再編集しました。ぜひ日常診療にご活用ください。(川畑信也著、日経BP社、4644円税込み)

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