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第57回 アルツハイマー型認知症の薬物療法を再考する(4)
抑肝散の効果的な処方の仕方とは?

2015/11/06

 易怒性は、アルツハイマー型認知症の臨床経過でしばしば出現し、介護家族を悩ませるBPSDといえます。筆者の外来でも家族あるいは介護施設から数多くの介護相談を受けるのですが、中でも「夜間寝ないので、なんとか寝かせる手立てはありませんか」「怒りっぽく、暴言がひどい。ときに暴力行為がみられます。おとなしくなる薬はありませんか」といった悩みが相談の2大要因になっています。

 前回は、易怒性に対するメマンチンならびに抗てんかん薬の使用について考えてみました。今回は、かかりつけ医や非専門医の先生方が日常診療でしばしば使用されるチアプリド(商品名グラマリール)ならびに抑肝散について処方の際のコツと注意点を考えていきたいと思います。

著者プロフィール

川畑信也(八千代病院〔愛知県安城市〕神経内科部長)●かわばた のぶや氏。1979年昭和大医学部卒。国立循環器病センター、秋田県立脳血管研究センター、成田記念病院〔愛知県豊橋市〕を経て2008年より現職。愛知県認知症疾患医療センターセンター長も兼任。

連載の紹介

プライマリケア医のための認知症診療講座
2020年、患者数が325万人に達するといわれる認知症。患者数の増加に伴い、認知症の診療におけるプライマリケア医の役割が大きくなっています。著者が遭遇した実際の症例を紹介しながら、認知症診療の「いろは」を解説します。
この連載が本になりました!
『プライマリ・ケア医のための 認知症診療入門』
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 2013年5月から連載を開始した「プライマリケア医のための認知症診療講座」がこのたび書籍化されました。2016年2月末までに掲載された記事を「診断編」「治療と介護編」「周辺症状編」に分類。さらには、日常診療で感じた疑問をすぐに解消できるよう、Q&A形式で再構成しました。
 Q&Aの数は全部で65個。どこから読んでも理解できるよう、1つのQ&Aだけで解説が完結する形に再編集しました。ぜひ日常診療にご活用ください。(川畑信也著、日経BP社、4644円税込み)

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