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第19回 専門施設に送る患者、送らない患者
診療可能な認知症患者を見分けるポイント

2014/04/07

 認知症患者さんの急増に伴い、認知症を専門とされないかかりつけ医・非専門医の先生方も認知症診療に積極的に参加すべきであると言われています。果たしてそれは可能なのでしょうか。忙しい外来のなかで診療に時間がかかる認知症患者さんを診療することができるでしょうか。

 今回は、これらの点について私が現在考えていることを述べたいと思います。

認知症専門医療機関とかかりつけ医・非専門医で診療の住み分けをすべき!
 私は、全ての認知症患者さんをかかりつけ医・非専門医の先生方が診療する必要はないと考えています。それぞれの医療機関が自分のスキルで診療できる患者さんだけを診ていけば良いと思っています。かかりつけ医・非専門医の先生方の診療範囲で診ることができる患者さんと、認知症専門医療機関に紹介すべきあるいは紹介した方が良い患者さんを区分けすることで、かかりつけ医・非専門医の先生方が認知症診療により踏み込みやすいのではないかと考えます。

かかりつけ医・非専門医が診療する患者さんとは?
 図1は、認知症を専門とされないかかりつけ医・非専門医の先生方の守備範囲で診療可能な事例を示したものです。

著者プロフィール

川畑信也(八千代病院〔愛知県安城市〕神経内科部長)●かわばた のぶや氏。1979年昭和大医学部卒。国立循環器病センター、秋田県立脳血管研究センター、成田記念病院〔愛知県豊橋市〕を経て2008年より現職。愛知県認知症疾患医療センターセンター長も兼任。

連載の紹介

プライマリケア医のための認知症診療講座
2020年、患者数が325万人に達するといわれる認知症。患者数の増加に伴い、認知症の診療におけるプライマリケア医の役割が大きくなっています。著者が遭遇した実際の症例を紹介しながら、認知症診療の「いろは」を解説します。
この連載が本になりました!
『プライマリ・ケア医のための 認知症診療入門』
好評発売中

 2013年5月から連載を開始した「プライマリケア医のための認知症診療講座」がこのたび書籍化されました。2016年2月末までに掲載された記事を「診断編」「治療と介護編」「周辺症状編」に分類。さらには、日常診療で感じた疑問をすぐに解消できるよう、Q&A形式で再構成しました。
 Q&Aの数は全部で65個。どこから読んでも理解できるよう、1つのQ&Aだけで解説が完結する形に再編集しました。ぜひ日常診療にご活用ください。(川畑信也著、日経BP社、4644円税込み)

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