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第6回 抗認知症薬のゴールドスタンダード
ドネぺジルの効果と副作用を見極めるポイント

2013/08/30

 アルツハイマー型認知症と診断した後は、症状の進行抑制を期待して抗認知症薬を開始するのが原則です。現在、わが国ではドネペジル(商品名アリセプト)をはじめとする4剤の抗認知症薬が承認されています。ドネペジルは発売されてから既に14年が経過した薬剤であり、先生方が最も使い慣れている薬剤ではないかと思います。

家族に薬効を理解してもらうことが重要
 抗認知症薬それぞれの使い分けに関しては、今後の連載で解説しますが、ここでは、アルツハイマー型認知症に対する薬物療法のゴールドスタンダードに位置付けられるドネペジルの使用法について考えてみたいと思います。

 ドネペジルに限らず、全ての抗認知症薬に共通することですが、抗認知症薬は認知症を治すあるいは改善する薬剤ではないことを家族にしっかり理解してもらうことが重要です。最近は、介護家族もその点を理解していることが多いのですが、家族によっては抗認知症薬を服薬することで認知症が良くなると思い込んでいる場合もあります。その場合には、抗認知症薬は現在の症状を改善する効果に乏しいことをしっかり説明することが大切です(表1)。

著者プロフィール

川畑信也(八千代病院〔愛知県安城市〕神経内科部長)●かわばた のぶや氏。1979年昭和大医学部卒。国立循環器病センター、秋田県立脳血管研究センター、成田記念病院〔愛知県豊橋市〕を経て2008年より現職。愛知県認知症疾患医療センターセンター長も兼任。

連載の紹介

プライマリケア医のための認知症診療講座
2020年、患者数が325万人に達するといわれる認知症。患者数の増加に伴い、認知症の診療におけるプライマリケア医の役割が大きくなっています。著者が遭遇した実際の症例を紹介しながら、認知症診療の「いろは」を解説します。
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 Q&Aの数は全部で65個。どこから読んでも理解できるよう、1つのQ&Aだけで解説が完結する形に再編集しました。ぜひ日常診療にご活用ください。(川畑信也著、日経BP社、4644円税込み)

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