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コスト削減を意識しすぎた医師が陥った罠

2018/03/20
小畑 吉弘(日本医業総研)
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 クリニックの開業を決意してから、開業希望者向けのセミナーに幾つも参加してきた小児科のA医師。初期投資をできるだけ抑え、固定費も抑えることで損益分岐点を下げ、事業の失敗リスクを減らすのが重要だということを学びました。そこで開業準備に当たっては、初期投資と固定費の削減を常に意識。テナントの内装工事や医療機器、電子カルテなど特に金額が大きいものについては、先輩開業医の意見も参考にしながら、見積もりの内容を1項目ずつ納得いくまで、業者さんに確認するようにしました。
 設備工事の効率性を考えて部屋の配置を検討したり、内装工事にはできるだけ既製品を使うなど、常にコスト削減の可能性を追求しながら準備を進めたA医師。医療機器も複数メーカーのデモを受け、営業担当者と人間関係を構築しつつ、競争意識をあおりながら購入価格の引き下げにつなげようとしていました。

著者プロフィール

日本医業総研●医院・診療所の開業コンサルティング企業。関西地方を中心に、220件以上の開業支援実績がある。関西および関東でクリニックモールの企画・開発も積極展開している。

連載の紹介

開業の落とし穴
開業は一生の一大事。一方で、診療所の経営環境は悪化の一途をたどっています。開業地の選定や資金調達など、軌道に乗るまでに潜むさまざまな落とし穴を、過去に開業されたドクターの事例を基に紹介します。
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