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【第44回 テナント物件の決定】
「賃料を少しでも安く」へのこだわりが裏目に

2014/05/28
柳 尚信

 企業経営者である父を持つA医師は、幼いころから親の働く姿を見て「経営」を学んできました。そのおかげで、事業の立ち上げに関する知識は一通り身に付けており、クリニックの開業に際しても、綿密な事業計画書を作成することができました。

 机上でできることは全てやり切ったA医師は、早速、テナントビルの物件情報を収集することに。診療報酬が一律に決められている医業経営では、固定経費をいかに抑えるかが運営の肝であると考え、賃料が手ごろな「格安物件」「出物」の発掘を目標に行動を開始しました。

 A医師が使った情報収集のルートは次の通りです。
(1)ネット上の物件情報
(2)開業予定地の近隣にある不動産業者
(3)父の会社のメーンバンクの担当者
(4)医薬品卸業者
(5)医療機器メーカー

著者プロフィール

日本医業総研●医院・診療所の開業コンサルティング企業。関西地方を中心に、220件以上の開業支援実績がある。関西および関東でクリニックモールの企画・開発も積極展開している。

連載の紹介

開業の落とし穴
開業は一生の一大事。一方で、診療所の経営環境は悪化の一途をたどっています。開業地の選定や資金調達など、軌道に乗るまでに潜むさまざまな落とし穴を、過去に開業されたドクターの事例を基に紹介します。

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