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【第41回 高齢者住宅との連携】
併設有老ホームの入居者は「健康老人」ばかりだった!

2014/01/07
柳 尚信

 内科のA医師は、知り合いの不動産業者からの紹介で、有料老人ホームの1階のテナントで開業することになりました。

 競合クリニックの多い内科の場合、立ち上がりに患者確保の面で苦戦するケースが少なくありません。そのためA医師は、在宅医療を手がけることを考えていました。高齢者住宅が併設されていれば、その入居者に訪問診療できるため、安定した収益が得られるはず。A医師は、この物件であれば、幸先の良いスタートを切ることができると確信しました。

 内装工事も終わり、引き渡しを受け、いよいよ来月開業というところまで無事こぎ着けたA医師。「少し落ち着いたので、近隣への挨拶に出かけてみよう」ということで、両手に手土産を抱えて挨拶回りを始めました。

著者プロフィール

日本医業総研●医院・診療所の開業コンサルティング企業。関西地方を中心に、220件以上の開業支援実績がある。関西および関東でクリニックモールの企画・開発も積極展開している。

連載の紹介

開業の落とし穴
開業は一生の一大事。一方で、診療所の経営環境は悪化の一途をたどっています。開業地の選定や資金調達など、軌道に乗るまでに潜むさまざまな落とし穴を、過去に開業されたドクターの事例を基に紹介します。

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