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【第22回 勤務シフトの調整】
職員任せにすると、気弱なスタッフが割を食う

2011/12/20

 内科医のY氏は開業に向けて、看護師と受付事務の求人募集に取り掛かりました。折からの不景気のせいか求職希望者が多く、看護師の募集には5人、受付事務には50人もの応募がありました。看護師は応募者全員を面接することにしましたが、受付事務については実務経験と学歴を重視して書類選考を行い、10人に絞り込みました。

 いよいよ採用面接です。勤務シフトに穴が開くのが一番困るため、各応募者が希望する勤務時間や曜日などをしっかり確認しながら進めました。同時に、人柄を重視して採用したかったので、コンサルタントのほかY氏の夫人も面接に参加し、女性の目線からも厳しくチェックしました。

 最終的に看護師は、午前診療しか勤務できない1人を除いて4人を採用。受付事務も4人採りました。オープニングスタッフの陣容が固まり、次は研修です。

 看護師、受付事務それぞれの持ち場に分かれて研修を実施しました。研修がスタートして2週間もすると、当初張り詰めていた緊張が解けてアットホームな雰囲気が広がり、スタッフ間のコミュニケーションが活発になってきました。ですが、マイナス面も出始めてきたのです。

著者プロフィール

日本医業総研●医院・診療所の開業コンサルティング企業。関西地方を中心に、220件以上の開業支援実績がある。関西および関東でクリニックモールの企画・開発も積極展開している。

連載の紹介

開業の落とし穴
開業は一生の一大事。一方で、診療所の経営環境は悪化の一途をたどっています。開業地の選定や資金調達など、軌道に乗るまでに潜むさまざまな落とし穴を、過去に開業されたドクターの事例を基に紹介します。

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