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第4回 Cardiovascular Health Metricsを知っていますか?
若年成人の循環器疾患リスクを層別化する

2021/01/29
金子 英弘(東京大学医学部循環器内科)

 前回は、日本の入院症例のビッグデータであるDPCデータを使った臨床研究を紹介しました。第4回となる今回は、健康診断と保険レセプトのビッグデータである「JMDC Claims Database」を使った我々の予防循環器学研究を紹介します。

 JMDC Claims Databaseは、複数の健康保険組合から収集した保険レセプト(入院、外来、調剤)および健診データを蓄積した、JMDC(東京都港区)が提供する疫学データベースです1) 。今回紹介する研究は、このJMDC Claims Databaseを利用して、若年成人(20~49歳)においてCardiovascular Health Metricsが循環器疾患(急性心筋梗塞/脳卒中)リスクの層別化に有用かを検証したものです。

著者プロフィール

金子英弘(東京大学医学部循環器内科/先進循環器病学講座特任講師)●かねこ ひでひろ氏。2004年、慶應義塾義塾大学医学部卒業。2014年4月より日本学術振興会海外特別研究員としてドイツに留学。ブランデンブルク心臓病センター・ブランデンブルク医科大学に勤務し、世界最先端の心臓病治療を学ぶ。2018年6月から現職。医師資格 (日本・ドイツ)、医学博士、総合内科専門医、循環器内科専門医。

連載の紹介

医療ビッグデータが解き明かす心臓病の“リアル”
心不全患者の急増はしばしば「心不全パンデミック」と表現され、その対策として新たな治療法の実用化や医療体制整備の必要性が叫ばれている。データを基に、なぜ感染症でもない心不全が「パンデミック」と呼ばれるのか、そしてなぜ今、心不全対策が喫緊の課題なのかをひも解いていく。

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