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第2回 ビッグデータ研究に必要なチーム体制
循環器臨床研究にもハートチーム!

2020/10/05
金子 英弘(東京大学医学部循環器内科)

 近年の循環器診療において、「ハートチーム」という言葉を耳にしない日はありません。ハートチームとは、2010年にESC/EACTSのガイドラインで初めて示された考え方で、循環器内科だけでなく、心臓外科、麻酔科といった専門科の垣根を越えて、そして医師や看護師、臨床工学技士など職種の垣根も越えて患者一人ひとりに最善の治療を行うため、チームとして診療を行うという考え方です。わが国では、大動脈弁狭窄症に対する経カテーテル大動脈弁留置術(Transcatheter Aortic Valve Implantation; TAVI)が導入された際に合わせてこのコンセプトも広がりました。

著者プロフィール

金子英弘(東京大学医学部循環器内科/先進循環器病学講座特任講師)●かねこ ひでひろ氏。2004年、慶應義塾義塾大学医学部卒業。2014年4月より日本学術振興会海外特別研究員としてドイツに留学。ブランデンブルク心臓病センター・ブランデンブルク医科大学に勤務し、世界最先端の心臓病治療を学ぶ。2018年6月から現職。医師資格 (日本・ドイツ)、医学博士、総合内科専門医、循環器内科専門医。

連載の紹介

医療ビッグデータが解き明かす心臓病の“リアル”
心不全患者の急増はしばしば「心不全パンデミック」と表現され、その対策として新たな治療法の実用化や医療体制整備の必要性が叫ばれている。データを基に、なぜ感染症でもない心不全が「パンデミック」と呼ばれるのか、そしてなぜ今、心不全対策が喫緊の課題なのかをひも解いていく。

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