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女性は強し!工事費削減に妥協ない「れいちゃん」

2013/04/22

 見積もり内容への不信から、エアコンは自分たちで手配することにし、内装業者のY社と手数料引き下げの交渉を行った僕たち(前回の記事はこちら)。開業まで時間的な余裕がなかったこともあり、僕は工事費用の削減はこのくらいが限界かなと思っていました。ところが、れいちゃん(僕の奥さん)はもっと頑張ります。Y社が出してきた見積もりで不要なもの、他に代替できるものをどんどん指摘していきました。やはり「女性は強し!」です。

 まずは自動ドア。打ち合わせではY社にどんな自動ドアになるのか何度も聞いたのですが、説明は一切なし。しかも、出てきた見積もり額は100万円の大台を超える106万円!手数料の19%を合わせると125万円です(ちなみに、あいみつした業者の見積もりでは80万円弱でした…)。

 僕は漠然と「高いなぁ」と感じていましたが、それよりも「どんな自動ドアなんだろう」と暢気にスペックばかり気になり、Y社からその説明がないのが不満でした。しかし、れいちゃんは違います。自動ドアの価格を早速調べてきて、安いところではメンテナンス費用込みで50万円くらいであることを突き止めました。

 それでも僕は情けないことに、「見積もりから自動ドアを外すことなんてできるのかな」「その場合はダミーの扉を取り付けた後でこっそり工事し直すのかな、でもそんなことできるのかな?」と、この期に及んでも値引き交渉を恥ずかしく思っていました。つまらないことばかり気にしている僕とは違って、れいちゃんは淡々と話を進め、Y社に自動ドアを自分たちで取り付けると連絡。こちらで選んだ業者が作業する日程を確保させました。自動ドアの取り付けについては契約からスケジュール調整まで全てれいちゃんがお膳立てしてくれたので、僕は最終打ち合わせに1時間立ち会っただけ。費用も60万円以上浮かせることができました。

著者プロフィール

伊調勘三●いちょうかんぞう氏。ふとしたキッカケで、2011年に地元の町で消化器内科のクリニックを開業することに。Cadetto.jpが閲覧できなかったことにショックを受けるお年頃。

連載の紹介

開業奮戦記(伊調勘三)
「開業のきっかけは?」「開業地域や物件を選ぶポイントは?」「開業資金は?」「患者は来てくれる?」。理想に向かって診療所開業に踏み切った医師たちが、日々悩み、悪戦苦闘する様子をリアルにお伝えします。

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