
忙しいのに事故ってしまい、代車を借りるはめに。しかし、指定されたクルマはなんと高級外車のBMW…。根が貧乏なのでまったくBMWに慣れず、すぐ別のクルマにチェンジしました…。
前回は、開業先の第一候補であるテナントの大家さんとの交渉についてご紹介しました。さて、大家さんからの返答を待つ一方で、医療機器メーカーにもコンタクトをとり始めました。どのメーカーの、どの値段の、どの機器を導入するかという詳細な決定をするまで、まだ時間の余裕はあったのですが、開業にかかる費用が全部でどれくらいになるのかを把握しておらず、金融機関と融資の相談をするためにも、見積もりが欲しかったのです。
当時勤務していた病院には、開業のことをまだ話していませんでした。そのため、職場に営業マンを呼ぶわけにもいかず、仕事が終わった夜や休日に営業所やショールームを訪ねていき、説明を受けては見積もりをもらうという作業を繰り返していきました。
しかしそんな中、1人だけ、勤務先の医局を訪ねてきた、あるメーカーの営業マンがいました。
初め、なぜこのメーカーが訪ねて来たのかよく分かりませんでした。その病院に入る新機種のプレゼン? なぜ僕に? と思って話をしてみると、いきなり大きな声で診療所向けのレントゲンの説明が始まったのです。