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痩せられない患者を奮い立たせるミラクルな質問

48歳女性。栗山素子さん(仮名) 主訴:脂質代謝異常、血糖値異常

 3度の出産を経て、体重が20kg増加し、現在は身長150㎝、体重65kg、BMI28。3年前から、健康診断で脂質代謝異常を指摘されるようになり、直近の健診ではそれに加えて、血糖値異常を指摘されたため、夕陽が丘家庭医療診療所(公設民営の無床診療所、医師3人体制)を受診しました。

 健診時のバイタルサインは、HbA1c 5.9%、空腹時血糖値120mg/dL、LDLコレステロール150mg/dL、血圧135/85mmHG。喫煙歴はなく、アルコールは機会飲酒です。職業はコールセンターで短時間のパートタイム勤務、家族歴は糖尿病、大腸癌、乳癌。中学3年生、高校2年生、大学1年生の息子がいます。

連載の紹介

プライマリ・ケア連合学会が贈る『現場で使える総合診療』
「総合診療ってよく分からない、とっつきにくい」と思っていませんか?ですが、総合診療・家庭医療はプライマリ・ケアの現場から立ち上がった専門領域です。そのエッセンスを取り入れることで、日常診療における困りごとへの解決の糸口や、新たな視点を得られるかもしれません。「患者中心の医療の方法」は、ただのスローガンではありません。患者が抱える「病い」や、患者を取り巻く家族・地域にまで目を配ることで見えてくるものがあります。この連載では、総合診療医・家庭医療的な視点を生かすことで得られる日常診療の改善例を、総合診療医・家庭医が症例ベースで解説します。監修:日本プライマリ・ケア連合学会

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