日経メディカルのロゴ画像

壮年期女性の下がらない血圧、家族の変化にも注目せよ

55歳女性。田村良子さん(仮名) 主訴:高血圧、頭痛

 高血圧のため、定期的に中原病院(80床の中小病院)に通院中。アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬を1日1回朝食後に内服しています。1週間前に頭痛で受診し、血圧162/90mmHgと高値を示し、諸検査で二次性高血圧は改めて否定的であったことから、サイアザイド系利尿薬を追加しました。しかし、その後も血圧に変化はなく、時々頭痛を認める状態が続いています。

連載の紹介

プライマリ・ケア連合学会が贈る『現場で使える総合診療』
「総合診療ってよく分からない、とっつきにくい」と思っていませんか?ですが、総合診療・家庭医療はプライマリ・ケアの現場から立ち上がった専門領域です。そのエッセンスを取り入れることで、日常診療における困りごとへの解決の糸口や、新たな視点を得られるかもしれません。「患者中心の医療の方法」は、ただのスローガンではありません。患者が抱える「病い」や、患者を取り巻く家族・地域にまで目を配ることで見えてくるものがあります。この連載では、総合診療医・家庭医療的な視点を生かすことで得られる日常診療の改善例を、総合診療医・家庭医が症例ベースで解説します。監修:日本プライマリ・ケア連合学会

この記事を読んでいる人におすすめ