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高齢者診療、お薬手帳が1冊とは限らない?

83歳男性。藤原弘さん(仮名) 主訴:ふらつき

 妻を亡くして若葉市で一人暮らし。1年前の肺炎による入院を機にADLの低下を自覚し、星雲町(若葉市から車で20分ほど)に住む娘の久美子さんが週1回、週末に様子を見に来てくれるそうです。他の家族として、海外赴任中の息子がいます。
 5年ほど前から高血圧症で月1回、一条ファミリークリニックへ定期通院中。既往は特になし。半年ほど前に腰痛を訴えたため、降圧薬に加えて鎮痛薬を処方。症状は落ち着いているようです。
 今回は1週間後に控えた予約日の前に予約外で来院。

連載の紹介

プライマリ・ケア連合学会が贈る『現場で使える総合診療』
「総合診療ってよく分からない、とっつきにくい」と思っていませんか?ですが、総合診療・家庭医療はプライマリ・ケアの現場から立ち上がった専門領域です。そのエッセンスを取り入れることで、日常診療における困りごとへの解決の糸口や、新たな視点を得られるかもしれません。「患者中心の医療の方法」は、ただのスローガンではありません。患者が抱える「病い」や、患者を取り巻く家族・地域にまで目を配ることで見えてくるものがあります。この連載では、総合診療医・家庭医療的な視点を生かすことで得られる日常診療の改善例を、総合診療医・家庭医が症例ベースで解説します。監修:日本プライマリ・ケア連合学会

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