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誤嚥性肺炎への多職種連携ってどう始めるの?

2020/02/25
大浦誠(南砺市民病院)

90歳男性。吉田勇さん(仮名) 主訴:発熱

 近隣のグループホームに入所されている患者。アルツハイマー病、高血圧に対する薬物療法を受けています。昼食後の検温で、39.0℃の発熱を認めたため、若葉中央病院(360床の基幹病院)の救急外来を受診。

 体温38.7℃、血圧140/80mmHg、脈拍100回/分、SpO290%(室内気)、呼吸数20回/分、心音:不整・雑音なし、肺音:両肺背側のcoarse cracklesを聴取、肝叩打痛なし、CVA叩打痛なし、体感に熱感発赤なし、胸部X線検査で両下肺野に透過性低下像を認めました。

連載の紹介

プライマリ・ケア連合学会が贈る『現場で使える総合診療』
「総合診療ってよく分からない、とっつきにくい」と思っていませんか?ですが、総合診療・家庭医療はプライマリ・ケアの現場から立ち上がった専門領域です。そのエッセンスを取り入れることで、日常診療における困りごとへの解決の糸口や、新たな視点を得られるかもしれません。「患者中心の医療の方法」は、ただのスローガンではありません。患者が抱える「病い」や、患者を取り巻く家族・地域にまで目を配ることで見えてくるものがあります。この連載では、総合診療医・家庭医療的な視点を生かすことで得られる日常診療の改善例を、家庭医療専門医が症例ベースで解説します。監修:日本プライマリ・ケア連合学会

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