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DPP-4阻害薬をどう使う?

2011/04/20
岩岡秀明

 日本における糖尿病の有病者数は現在1000万人程度と推測されており、糖尿病の可能性を否定できない人を含めると約2000万人に達するといわれている。患者数が年々増加する一方、新薬の開発も進んでおり、中でも、既存薬とは作用機序が異なるインクレチン関連薬は大きな注目を集めている。

 インクレチン関連薬の一つであるジペプチジルペプチダーゼ4(DPP-4)阻害薬は、国内では2009年12月以降発売が相次ぎ、現在3種が販売されている(表1)。既存の経口糖尿病薬による血糖コントロールが十分でない場合の新たな選択肢として注目されているが、スルホニル尿素(SU)薬との併用については低血糖の発現への注意が喚起されている点など、処方には注意が必要だ。

 今回は、シタグリプチン(商品名グラクティブ、ジャヌビア)が著効した自験例を紹介しながら、DPP-4阻害薬について解説したい。

著者プロフィール

岩岡 秀明(船橋市立医療センター代謝内科部長)●いわおか ひであき氏。1981年千葉大卒後、同大第二内科入局。2002年4月より船橋市立医療センター。日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本糖尿病学会専門医・指導医。

連載の紹介

【臨床講座】糖尿病診療「こんな時どうする?」
インクレチン関連薬の登場、インスリン療法のデバイスの進歩などに伴い、糖尿病治療における薬剤の使い分けや選択は難しさを増しています。日常診療に役立つ実践的な診療ノウハウを、最新の知見を交えながら解説します。

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