【質問】
患者が嫌がるので、なかなかインスリン導入できません。
【回答】
まずは、インスリンに対する患者の誤解を解く工夫を。
今回からは、2型糖尿病におけるインスリン療法の実際について、主に、糖尿病を専門とされない先生方が、外来でインスリンを導入する際のポイントや方法について具体的に解説していきたい。
1.インスリン療法の適応
インスリン療法の適応については、本連載第1回の表1を再掲するので、参照されたい。「絶対的適応」では、入院によるインスリン導入が原則となるので、常勤の糖尿病専門医がいる病院に紹介していただきたい。日本糖尿病学会のサイトで、全国の糖尿病専門医の氏名、勤務先名、勤務先住所、および認定教育施設名が検索できる(http://www.jds.or.jp/)。
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著者プロフィール
岩岡 秀明(船橋市立医療センター内科副部長)●いわおか ひであき氏。1981年千葉大卒後、同大第二内科入局。研修後、成田赤十字病院などを経て、2002年4月より現職。

連載の紹介
【臨床講座】誰にも聞けない糖尿病の基礎
糖尿病患者は増加の一途をたどっています。経口糖尿薬は何を選択すればいいか?インスリンはいつ導入すべきか?合併症を防ぐためのポイントは?教科書では分からない糖尿病診療の基本やコツを紹介します。
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