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常に良き観察者たれ!見えないものに目を向けろ

2017/04/24
石山 貴章(魚沼基幹病院)

 新しい年度が始まり、当院総合診療科に2人の医師が加わってくれた。大学から実習に来る学生も交えて、少しずつ大きく、チームとしての形になってきた。その2人の医師の下、学生にも患者を受け持たせ、毎朝プレゼンをしてもらう。

 米国でやっていた教育回診のスタイルに、ようやく近付きつつあると思う。エビデンスに可能な限り基づく医学教育と、そしてもちろん、病歴聴取身体診察鑑別に重点を置いたディスカッションを目指しているのは、言うまでもない。あとは、もっと症例を集めることか……。

 さて、その病歴聴取スキル。今回は診察の後半部分から始めよう。あとは大好きな、シャーロック・ホームズのお話である。

診察の最後に
 病歴聴取と診察において最も重要と思える部分をサマライズし、また自分自身の現時点における診断を患者とシェアする。診断に必要となる検査など、次に患者に何をしてほしいのかを伝え、質問がないか、きちんと尋ねることも大切だ。

著者プロフィール

石山貴章●いしやま たかあき氏。1997年新潟大学卒業後、同大外科学教室入局。2002年米ワシントン大学セントルイス校リサーチフェロー、St.Mary's health center内科レジデント、ホスピタリストを経て、2015年魚沼基幹病院総合診療科部長。2018年再び渡米し、セントルイス市の病院でホスピタリストとして勤務。

連載の紹介

石山貴章の「イチロー型医師になろう!」
米国の病院でホスピタリストの勤務経験を持つ気鋭の総合診療医、石山氏が投・打・守・走全ての能力を兼ね備えたイチロー選手のように、あらゆる症例を診療できる総合診療能力を有する「イチロー型医師」になるための道標を示す。

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