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【ちょっと瞳やすみ その3】
眼科の検査は診察室でないと難しい

2008/02/20

 眼科病棟を見てもらえば分かるのだが、眼科にはいわゆる“大名行列”の回診はない。眼科の診察は基本的に、患者に診察室に来てもらって行うものだからだ。移動できない患者に対して往診することもあるが、診察できることは非常に限られてしまう。他科の先生から診察のオーダーをもらえば、できる限りの対応はするが、限界があることを知っておいてほしいので、眼科の検査の各種を写真付きで解説したい。

 往診で対応できる診察は、近方裸眼視力(写真1)とハンドスリットによる前眼部の診察(写真2)くらいである。眼底検査で視神経や網膜の状態は診察できるが(写真3)、接触型三面鏡や非接触型の前置レンズ(写真4)が使えないので、それ以上の詳細を把握することはできない。

著者プロフィール

石岡 みさき(みさき眼科クリニック院長)●いしおか みさき氏。1989年横浜市立大医学部卒。93年米ハーバード大スケペンス眼研究所。96年東京歯科大市川総合病院。98年両国眼科クリニック勤務。2008年より現職。

連載の紹介

【臨床講座】たかが“眼”と侮るなかれ
非専門医でも、眼の診療を行う機会は多いもの。しかし、“ついで”に出した点眼薬が重症化や副作用の見逃しを招くなど、トラブルの種はそこここに潜んでいます。眼の診療で最低限注意すべきポイントを紹介します。

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