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第23回 微小病変を見逃さない
胃カメラの「死角」を見える化するには

2017/03/01
中島 恒夫(丸子中央病院消化器内科)

 胃カメラのおいしい入れ方も23回目となりました。毎度のことで恐縮ですが、この連載はあくまでもビギナー向けです。達人医師には参考となりません。様々な消化器疾患に関するうんちくは、今回も一切述べません。ご容赦願います。

 多くの内視鏡医は、様々な小細工を駆使して微小病変を見出そうとしています。しかし、どうしても「見落とし」が生じてしまいます。それは、怠慢による見落しではなく、内視鏡画像に「死角」が生じてしまうためです。今回は、そんな死角を「見える化」するための工夫をお話しします。

死角1:画面右側(背側)に注目!
 画面の右側が死角になる? そんなことはないと思われるかもしれませんが、人体の構造上、止むを得ない問題です。
 
 下の写真は、食道の内視鏡画像です。このように真っ直ぐな中を観察する時には、死角は見当たりません。

著者プロフィール

なかじまつねお氏○1992年に信州大学卒業。2012年から丸子中央病院にて消化器内科医として勤務。日本の医療を守るために2008年に設立された医師による団体「全国医師連盟」の代表理事も2011年から務めている。

連載の紹介

胃カメラのおいしい入れ方
年間3800例以上の上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を実施してきた中島氏が、上部内視鏡検査に苦手意識がある医師を対象に、胃カメラを患者においしく飲ませるコツを解説します。目指すは「苦痛の少ない内視鏡検査」。術者の姿勢から「胃カメラの入れやすい顔」の判断法、声掛けのコツ、胃カメラで上手に癌を見つけ出す方法まで分かりやすく説明します。
この連載が本になりました!
『胃カメラのおいしい飲ませ方』
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 本連載がこのたび書籍化されました。これまで中島氏が分かりやすく解説してきた、患者さんにおいしく胃カメラを飲んでもらうコツをまとめた「スペシャル動画DVD」が付いています。ぜひ日常診療にご活用ください。(中島恒夫著、日経BP社、5184円税込み)
【スペシャル動画のコンテンツ】
(1)経口内視鏡の入れ方 、(2)経鼻内視鏡の入れ方、(3)検体採取の方法
【書籍目次】
(1)検査を始める前に、(2)咽喉頭を上手に通過する(3)食道を観察する、(4)胃を観察する、(5)十二指腸を観察する、(6)私の裏技、 (7)機能性消化管障害の診療を考える、(8)番外編

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