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第8回 いよいよ食道編
食道が泡だらけになっていませんか

2016/07/20
中島恒夫(丸子中央病院消化器内科)

 くどいようですが、この連載はあくまでもビギナー向けです。達人医師には参考となりません。今回もご容赦願います。

 連載も8回目となりました。お待たせしました。今回は食道編です。胃カメラを食道まで進めた際の注意点を解説します。

(1)食道に入って、ホッと一息
 ビギナーの先生方は、咽喉頭をすんなり通したところでかなりホッとされると思います。慌てる必要はありませんので、患者さんと一緒にホッとしてみてください。

 私も食道に挿入した時点で、患者さんと一緒に一息ついています。それは、患者さんが無意識に力を入れてしまっていることが多いからです。咽頭通過前のように、力を抜いた呼吸方法を再度促してみましょう(第3回)。

(2)泡だらけではありませんか
 一息ついたところで、食道の中の状態を確認しましょう。泡だらけではありませんか。前処置後に唾液を飲み込まないように患者さんにアドバイスをしているでしょうが、意外と飲み込んでいます。拡大内視鏡を使おうが、NBI観察をしようが、泡だらけではどうにもなりません。送水機能の装備されている内視鏡であれば、フットペダルを踏むだけ。そうでなければ、鉗子孔から水を手動で注入して食道内の泡を除去しましょう(写真1)。

著者プロフィール

なかじまつねお氏○1992年に信州大学卒業。2012年から丸子中央病院にて消化器内科医として勤務。日本の医療を守るために2008年に設立された医師による団体「全国医師連盟」の代表理事も2011年から務めている。

連載の紹介

胃カメラのおいしい入れ方
年間3800例以上の上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を実施してきた中島氏が、上部内視鏡検査に苦手意識がある医師を対象に、胃カメラを患者においしく飲ませるコツを解説します。目指すは「苦痛の少ない内視鏡検査」。術者の姿勢から「胃カメラの入れやすい顔」の判断法、声掛けのコツ、胃カメラで上手に癌を見つけ出す方法まで分かりやすく説明します。
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 本連載がこのたび書籍化されました。これまで中島氏が分かりやすく解説してきた、患者さんにおいしく胃カメラを飲んでもらうコツをまとめた「スペシャル動画DVD」が付いています。ぜひ日常診療にご活用ください。(中島恒夫著、日経BP社、5184円税込み)
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(1)経口内視鏡の入れ方 、(2)経鼻内視鏡の入れ方、(3)検体採取の方法
【書籍目次】
(1)検査を始める前に、(2)咽喉頭を上手に通過する(3)食道を観察する、(4)胃を観察する、(5)十二指腸を観察する、(6)私の裏技、 (7)機能性消化管障害の診療を考える、(8)番外編

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