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第6回 知っておきたい画像強調イメージングのこと
NBI撮影は抜きながら?入れながら?

2016/06/22
中島恒夫(丸子中央病院消化器内科)

 この連載は、あくまでもビギナー向けです。今回も達人医師には参考となりません。ご容赦願います。
 
 胃カメラのおいしい入れ方も、第6回目となりました。前回は、咽喉頭の通過方法を説明しました。食道編に入る前に、今回は「画像強調イメージング」(image-enhanced endoscopy)について解説します。

(1)NBI、FICEとは?
 画像強調イメージングもかなり普及してきて、「NBI」や「FICE」という用語も当たり前のように目にするようになりました。

 癌病変付近の粘膜には多くの血管が集まっていると考えられていますが、血液中のヘモグロビンが吸収しやすい特殊な光(青415nm、緑540nmの2つ波長)を照らし画面に表示するのが、NBIやFICEなどの「狭帯域光観察」と呼ばれる撮影法です。

 ところで、NBIもFICEも、どちらも登録商標です。NBIがオリンパス社製の内視鏡の画像強調イメージング、FICEがフジノン社製です。オリンパス社製の内視鏡でFICEとか、フジノン社製の内視鏡でNBIはございませんので、取り違えないようにしましょう。

 私の勤めている病院ではオリンパス社製の内視鏡を使っているため、本連載ではNBIと表記します。

(2)NBIのデメリット
 NBIを推奨するような本編ですが、推奨するにあたってはデメリットがあることをお伝えしなくてはなりません。それは「暗い」ことです。

著者プロフィール

なかじまつねお氏○1992年に信州大学卒業。2012年から丸子中央病院にて消化器内科医として勤務。日本の医療を守るために2008年に設立された医師による団体「全国医師連盟」の代表理事も2011年から務めている。

連載の紹介

胃カメラのおいしい入れ方
年間3800例以上の上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を実施してきた中島氏が、上部内視鏡検査に苦手意識がある医師を対象に、胃カメラを患者においしく飲ませるコツを解説します。目指すは「苦痛の少ない内視鏡検査」。術者の姿勢から「胃カメラの入れやすい顔」の判断法、声掛けのコツ、胃カメラで上手に癌を見つけ出す方法まで分かりやすく説明します。
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(1)経口内視鏡の入れ方 、(2)経鼻内視鏡の入れ方、(3)検体採取の方法
【書籍目次】
(1)検査を始める前に、(2)咽喉頭を上手に通過する(3)食道を観察する、(4)胃を観察する、(5)十二指腸を観察する、(6)私の裏技、 (7)機能性消化管障害の診療を考える、(8)番外編

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