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【連載第6回】実践篇(4):うつ病になりやすい性格と発病のきっかけ
うつ病と「悲哀の仕事」の関係を理解する

2008/04/16

 今回は、うつ病になりやすい性格(うつ病の病前性格)を紹介しながら、うつ病を発症するきっかけについて説明していきたい。

 うつ病になりやすい性格としては、次の2つが有名である。


メランコリー親和型性格
 ドイツの精神科医テレンバッハが指摘したもの。ルールや秩序への志向性が強く、仕事上では責任感が強く、周囲から期待される性格である。対人関係も、「相手がいて自分がいる」という考え方で接する。いわば「いい人」であり、友人も多く、職場でも信頼される。

執着気質
 わが国の精神科医である下田光造が指摘したもので、熱中性、執着性、徹底性、律儀、強い責任感などが特徴である。いわば「真面目な人」であり、職場では絶対的に信頼されて、仕事を任されることが多い。

著者プロフィール

保坂 隆(東海大学医学部教授・精神医学)●ほさかたかし氏。1977年慶應義塾大学医学部卒。82年東海大学病院精神科助手、93年に同講師。2000年に同助教授を経て、03年から現職。

連載の紹介

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