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退院カンファレンスの「事前打ち合わせ」は解決策の1つ
在宅医が心不全緩和ケアに関わるとき

2018/04/27
池田 真介(きずなクリニック)

池田真介氏

 筆者は地域基幹病院における循環器専門医としての勤務を経て、現在は在宅療養支援診療所の院長として訪問診療に携わっています。対象疾患は、癌の末期、神経難病、脳血管疾患、認知症など多岐に渡ります。循環器疾患の訪問診療の対象となるのは、主に重症心不全患者です。

 ご存知の通り、日本循環器学会や日本心不全学会など循環器系の学会だけでなく、日本緩和医療学会や日本プライマリ・ケア連合学会においても心不全緩和ケアに関するセッションが設けられるようになるなど、近年、心不全緩和ケアの重要性が幅広く認識されるようになりました。一方で、心不全緩和ケアに強い関心はあっても、具体的な取り組みは、依然として各方面で模索中であるというのも事実です。そこで今回は、在宅医の立場から心不全緩和ケアについて考えてみたいと思います。

著者プロフィール

九州心不全緩和ケア深論プロジェクト(共同代表:久留米大学医学部心臓・血管内科部門の柴田龍宏氏、飯塚病院緩和ケア科の柏木秀行氏)を中心とするメンバー。循環器内科、総合診療科、緩和ケア科、コメディカルが垣根なく協働し、地域密着型の循環器緩和ケアの確立を目指して発足したプロジェクトです。

連載の紹介

実践・心不全緩和ケア
心不全パンデミック到来で、心不全緩和ケアのニーズが高まっています。しかし、先駆的な試みがある一方で、なかなか普及に至っていないのが実情です。循環器内科はもちろん、ジェネラリストや在宅医療従事者、コメディカルらが、真正面から心不全緩和ケアを取り上げて、ともに議論する場を提供します。

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