【今回の相談事例】急性期を過ぎてから当院に転送されてきた脳梗塞の患者が失語症などの後遺症を残したまま退院して数年がたちます。最近になってその家族がいろいろ調べたようで、当院でt-PAによる血栓溶解療法や低分子ヘパリンを用いた抗凝固療法をしなかったため、後遺症が生じたとして訴えると言ってきています。
新規に会員登録する
会員登録すると、記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。
著者プロフィール
HDLA研究会●HDLA研究会は、医事紛争に関して医療機関側の代理人を務める弁護士で組織。会員は約100人で、各種勉強会を開催するほか、会員相互の情報交換を行っている。

連載の紹介
ケースに学ぶトラブル対策講座
医療事故や医療過誤訴訟のリスクは増大する一方。医療事故や紛争・トラブルの具体例を提示しながら、そこに内包する法律的な問題や対処法について、医療関係者向けに平易かつ簡潔に解説します。
この連載のバックナンバー
-
2008/03/11
-
2008/02/26
-
2008/02/19
-
2008/02/12
-
2008/02/05