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開業日未定でも開業スタッフ確保の秘術

2016/12/05
原田 文子

 こんにちは、原田文子です。2016年も残りわずかとなりました。迎える2017年、皆さんはどんな年にしたいですか? 2017年の夢や目標などはあるでしょうか? 私は今、群馬県安中市磯部に「文子(あやこ)まごころ診療所」の開業準備中で、2017年にはいよいよ開業できそうです。

 今日は、開業準備よもやま話として職員の採用について書いてみようと思います。開業している知人友人の医師たちからは、「看護師さんなど職員の採用は本当に苦労するよ。どこも人手不足だから」という話を聞いていました。「特に優秀な職員はなかなか見つからないから、採用に関しては早め早めに動いた方が良いよ」とのアドバイスも。

 一般的には、ハローワーク、医師会、新聞広告、折り込みチラシ、フリーペーパーなどに求人を出すようですね。ハローワークや医師会での求人掲載は無料なのですが、労働条件が外部に漏れやすかったり、閲覧者が少なかったりというデメリットがあるようですし、新聞やチラシ、フリーペーパーなどは有料にもかかわらず、応募者がわずかしかいないなど費用対効果が低いようです。人が集まったとしても、人となりや仕事ぶりは、その先の話になります。

 では私は一体どうしているのかといいますと、実は、一緒に働いてくださる職員として、看護師3人と医療事務2人はもう決まっています!(加えて主人が事務長です)。

 開業日すらもはっきりと決まっていないのに、一体どうやって職員を探し、確保しているのか、その方法を今日はこっそりお教えします。

 実は彼女たちは、皆、私が前職場、前々職場で一緒に働いていた方たちなのです。ですから、優秀な働きぶりはもちろんのこと、彼女たちの性格や私との相性も全て分かっています。

 私はもう何年も前から開業するという夢を持っていたので、以前の職場でも「私は、いつか開業したいんだよね」と周囲にいつも公言していました。仕事が極めて優秀で、性格も明るくて朗らかで患者さん対応もとても上手で、そしてなにより私と気が合う……そんな看護師さんや医療事務さんたちと出会うたびに、将来一緒に働けたら最高の職場になるだろうなぁと想像していました。

 「素敵だな」と思う方々には熱視線を送り続け、「いつか一緒に働けたら嬉しいな」という気持ちをオーラとして発し、かつ、口説きました。これって恋愛の時のアプローチに似ています(笑)。

 すると不思議なもので、以心伝心というか相思相愛というか。「開業されたら、原田先生のところで働きたいです」「一生付いていきます」と言ってくれるように。

 これ本当の話なんですよ!!

 恋愛成就した時のような、舞い上がるような気持ちになりながら、私は一人、また一人と口説き落としてきたのです。

 実は、待遇などの詳細の話はまだこれからで、着工後にコンサルタント同席下で、詳細を詰めたいと思っています。また、将来の職員には、「弱小のクリニックなので、あなたの今のお給与よりも低い額しかお出しできないかも」とさえ伝えています。

 でも、彼女たちは、「給与などは関係ない。原田先生と一緒に働きたいから」と言ってくれるんです(涙、涙)。経営が安定してきたら、福利厚生を含めた待遇改善や手当をうんと弾みたいと思っています。(誕生日手当、子ども手当、皆勤手当、美容院手当などを考えています、ルン)。

著者プロフィール

はらだ あやこ氏◎2000年帝京大学医学部卒。大阪大学第1内科(現、内分泌・代謝内科)入局後、同大附属病院などを経て、同大大学院で博士号取得。現在、群馬県内で複数の病院に勤務しながら、開業準備中。社会福祉士の夫と3人の子ども(5歳、4歳、2歳)と義母の6人暮らし。糖尿病専門医。

連載の紹介

原田文子の「レッツ ENJOY ライフ」
子育てをしながら働く現役女性医師が、恋愛や婚活、結婚、キャリア、子育て中の働き方など様々な切り口から、女性医師の生き方について綴ります。

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