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女性医師が働き続けるために必要な仕組みとは?

2016/02/03
原田 文子

 こんにちは、原田文子です。現在、女性医師の就業率は35歳前後をピークにM字カーブを描いていると言われています。24歳で医学部を卒業すると仮定した場合、卒後初年度の就業率が一番高く、その後年々減少し35歳前後では就業率が76%となり、その後はまた上昇する、というデータがあります。つまり35歳前後の女性医師の4人に1人は離職しているという事です。

 離職理由の上位1位2位は「出産」そして「育児」。女性医師の夫は医師が多いことは前々回の連載でも触れましたが、医師同士の夫婦の場合は妻である女性医師の方が家事や育児をせざるを得ない状況が多いのではないでしょうか。シッターさんを雇ったり、院内保育で子供を預ける事ができたとしても、子育てにはハプニングがつきものです。「熱発したので早くお迎えを」との連絡があれば、外来や検査中であっても子どもをすぐに迎えに行かなければなりません。

 そのようなことが頻繁に起これば、「周りのスタッフにも患者さんにも迷惑がかかる」「中途半端に仕事を続けるより、今は子どもと向き合う時間をきちんと取ろう」――。そんな想いで離職する女子医師も多いのではないでしょうか。そして「いつか復職しよう」「きっと復職できる」という希望を持っていても、実際はそれが叶わないことも多いのです。

吉村泰典先生にインタビュー

著者プロフィール

はらだ あやこ氏◎2000年帝京大学医学部卒。大阪大学第1内科(現、内分泌・代謝内科)入局後、同大附属病院などを経て、同大大学院で博士号取得。現在、群馬県内で複数の病院に勤務しながら、開業準備中。社会福祉士の夫と3人の子ども(5歳、4歳、2歳)と義母の6人暮らし。糖尿病専門医。

連載の紹介

原田文子の「レッツ ENJOY ライフ」
子育てをしながら働く現役女性医師が、恋愛や婚活、結婚、キャリア、子育て中の働き方など様々な切り口から、女性医師の生き方について綴ります。

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