POINT くも膜嚢胞の多くは小児期に発見されるが、ほとんどが無症状で大きさも変化しないため定期的検査は不要 まれに大きなものでは頭蓋内圧亢進症状を呈したり、外傷などをきっかけに硬膜下血腫へと移行することがある CT上くも膜嚢胞は髄液と同じ濃度を示すが、周囲の脳を圧迫するような所見(脳萎縮、頭蓋骨の皮薄化)が見られることもある 前項で小児の頭部外傷の特徴的所見を解説したが、本項では小児のCT撮像などで見つかることが多いくも膜嚢胞について述べる。 ログインして全文を読む
連載の紹介 今さら聞けない画像診断のキホン 日経メディカル誌に連載中の「今さら聞けない画像診断のキホン」からの転載です。今さら同僚などに聞けない画像診断のイロハから、読影力のさらなる向上につながるコツまで、臨床経験も豊富なエキスパ ートが分かりやすく解説します。2011年11月号~2016年11月号までの連載をまとめた書籍『今さら聞けない画像診断のキホン』(写真)も販売中です。◆日経BP書店で購入◆Amazonで購入