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胸部単純X線
気管支・血管影の偏位はなぜ生じるのか?

2017/12/05
西川 正憲(藤沢市民病院副院長)

POINT

気管支透亮像や肺血管陰影の偏位を読影することで無気肺などを発見できる
大動脈、心臓、横隔膜の輪郭不鮮明(シルエットサイン陽性)は肺病変などの発見につながる
以前に撮影された胸部X線などと比較することでも異常所見を指摘しやすくなる

 これまでに、正常陰影の成り立ち、肺門部領域の正常陰影濃度の左右差および肺野陰影の濃度差から、肺野病変の可能性を読むことを解説した。本項では、気管支透亮像や肺血管陰影の偏位から病変を見つけるポイントを紹介する。

 下に、検診で撮影された60歳代女性の胸部X線写真(図1A:立位正面、B:立位側面[右→左])を示すので、まず読影してみてほしい。非喫煙者で、特に自覚症状は認めない。

連載の紹介

今さら聞けない画像診断のキホン
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