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第4回
診察中の患者の横でひざまづき祈り始めた通訳

2017/05/29
小林米幸(小林国際クリニック院長)
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 外国人患者を診ることは苦労だけではない。ときには感心させられたり、大爆笑したり。日本人とはちがう人生模様に驚かされることもある。 やってきたのは48歳のラオス人女性。数年前から右の季肋部の痛みを訴えている。1年半前に訪れてきたときは近くの大学病院を受診して、情報提供書と検査結果のコピーを持っていた。確か、超音波検査と上部消化管内視鏡検査の結果だったと思うが、大きな疾患はないと記載されていた。

著者プロフィール

1974年慶應義塾大学医学部卒。神奈川県大和市立病院外科医長、内視鏡室長、1985年からはインドシナ難民大和定住促進センター嘱託医を兼任。1990年に小林国際クリニックを開設。翌年、在日外国人への医療情報の提供や、日本の医療機関への外国人医療に関する情報提供、診療時の電話通訳を行うAMDA国際医療情報センターを立ち上げ、所長に就任。

連載の紹介

小林米幸の外国人医療奮闘記
日本の常識が通用しない医療——。それが外国人診療です。常識の違いに日々悩みつつも、「困ったときはお互いさま」をモットーに1985年から外国人を診療し続けてきた小林米幸氏が、実際に体感した国による文化や医療の捉え方の違いを紹介します。

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