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第2回
「妊娠は病気じゃないから」と臨月で初受診

2017/04/14
小林米幸(小林国際クリニック院長)
「妊娠は病気じゃないから」と臨月で初受診の画像

 ある日の夕方、クリニックに訪れた「妊娠7カ月ぐらい」で、今まで産婦人科を受診したことがないというフィリピン人女性。お産をしたいと近くの公立病院の産婦人科を受診したものの、同病院での出産を断られたようだ。 私はまず、彼女に「なぜ妊娠してから出産近くになるまで、病院の産科を受診しなかったのか?」と尋ねてみた。すると「病気じゃないから」という返事。ああ、そう考えるのねと思った。

著者プロフィール

1974年慶應義塾大学医学部卒。神奈川県大和市立病院外科医長、内視鏡室長、1985年からはインドシナ難民大和定住促進センター嘱託医を兼任。1990年に小林国際クリニックを開設。翌年、在日外国人への医療情報の提供や、日本の医療機関への外国人医療に関する情報提供、診療時の電話通訳を行うAMDA国際医療情報センターを立ち上げ、所長に就任。

連載の紹介

小林米幸の外国人医療奮闘記
日本の常識が通用しない医療——。それが外国人診療です。常識の違いに日々悩みつつも、「困ったときはお互いさま」をモットーに1985年から外国人を診療し続けてきた小林米幸氏が、実際に体感した国による文化や医療の捉え方の違いを紹介します。

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