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【連載第2回】
インフルエンザ迅速診断キットを使いこなす その1

2006/11/27

 冬期インフルエンザ様疾患の患者からウイルス分離を実施すると、多くの患者からインフルエンザウイルスが分離されるが、アデノウイルスやRSV、パラインフルエンザウイルス、エンテロウイルスなどが分離されることも稀ではない。それぞれのウイルスには臨床経過に特徴があるが、実際に、特に発症早期では臨床症状のみから診断するのは困難だ。インフルエンザの診断精度は臨床症状からは70%ぐらいだといわれている。
 
 近年、ウイルス感染症の診断のための迅速診断キットが相次いで開発され、その普及には著しいものがある。迅速診断キットを用いることによって診断精度は大幅に向上する。

 この数年で普及して来た迅速診断キットは、イムノクロマト法を用いた抗原検出法キットだ(図1)。この方法は特別な器具も要らず、診察室でも実施することができる。

著者プロフィール

日本臨床内科医会は、2000/2001年シーズンから大規模インフルエンザ多施設研究を実施し、多くのエビデンスを蓄積してきた。これらを基に作成した「インフルエンザ診療マニュアル」の一部を、本連載で紹介する。

連載の紹介

【臨床講座】インフルエンザ診療 虎の巻
今年もインフルエンザのシーズンが到来しました。ここ数年で相次いで発売された迅速診断キットや抗インフルエンザ薬を日常診療でいかに使いこなすか、インフルエンザ診療のポイントを解説します。

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