日経メディカルのロゴ画像

【連載第1回】
ワクチン接種を勧めよう

2006/11/20

 日本の現行インフルエンザワクチン(以下、ワクチン)は、エーテル処理によってウイルス粒子の形態を壊したスプリットワクチンであり、ウイルス粒子をそのまま不活化した全粒子ワクチンに比べ、有効性に限界があることは周知の事実だ。またインフルエンザの場合、ワクチン株と流行株が微妙にずれることは不可避であり、ワクチン接種したからといって100%インフルエンザにかからずに済むわけではない。

 ワクチンは、A/H3N2型、A/H1N1型、B型を混合したもので、毎年の流行株予測を基に株が選定される(表1)。2006/2007シーズンは、A/広島/52/2005、A/ニューカレドニア/20/99、B/マレーシア/2506/2004が選定されている。

著者プロフィール

日本臨床内科医会は、2000/2001年シーズンから大規模インフルエンザ多施設研究を実施し、多くのエビデンスを蓄積してきた。これらを基に作成した「インフルエンザ診療マニュアル」の一部を、本連載で紹介する。

連載の紹介

【臨床講座】インフルエンザ診療 虎の巻
今年もインフルエンザのシーズンが到来しました。ここ数年で相次いで発売された迅速診断キットや抗インフルエンザ薬を日常診療でいかに使いこなすか、インフルエンザ診療のポイントを解説します。

この記事を読んでいる人におすすめ