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どこかで起きていてもおかしくないエラー症例(Case No.22)
誤嚥性肺炎を繰り返している患者さん、今回も誤嚥性肺炎です!
あなたは診断に潜む落とし穴に気づけますか

2021/06/14
山﨑愛子、松尾裕一郎(東京ベイ・浦安市川医療センター 総合内科)

 診療セッティングは以下です。

 忙しい救急外来。患者の初期対応は救急医が行い、入院適応となった場合は内科にコンサルトされる。内科はチームで入院診療にあたっている。以下の症例には、複数の仕事を抱える忙しい内科上級医と、同じチームの初期研修医が対応した。

 今回入院となったのは、胃瘻造設後でこれまで誤嚥性肺炎の診断で複数回入院したことのある発熱患者。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行期であり、発熱患者の診療は全例に接触・飛沫・空気感染対策を行った上で実施し、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のPCR検査の結果や臨床経過からCOVID-19の可能性が低いと判断するまでは、入院後も感染対策を継続することにしている。

著者プロフィール

日本病院総合診療医学会の若手部会診断エラーチーム(担当理事:獨協医科大学総合診療科の志水太郎氏)のメンバー。

連載の紹介

診断エラー学のすすめ
診断エラー学は、海外では研修医や医学生に対する教育分野で非常に注目されている新しい学問です。日本でも、総合診療に従事する医師らが日本での診断エラー学の普及に乗り出しました。そのプロセスと成果を報告していただきます。
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 診断エラーと言えば、真正面から向き合うことを避けたくなるテーマです。しかし、なぜ診断エラーに遭遇してしまったか、どうすればエラーを避けることができたのか……を考え続けることなくして、臨床医の診断が完結することはありません。本書は、真の診断力を身につけるために必要不可欠な「診断エラー学の極意」を、臨床医が実践例を通して書き下ろしました。(発行:日経BP、5500円[税込])

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