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どこかで起きていてもおかしくないエラー症例(Case No.8)
COVID-19の影が招く診断エラーとは
Not all that fevers is COVID-19

2020/05/28
福井 早矢人、乾 啓洋(順天堂大学医学部 総合診療科)

 2020年初頭より本邦でもアウトブレイクしたCOVID-19による臨床現場への影響は測り知れない。多くのCOVID-19患者を救う使命がある一方で、COVID-19患者以外の救われるべき命を救うことも重要である。「発熱患者」の診療はより時間がかかることが多く、院内感染を起こさない配慮も重要であることから、感染対策の観点からも複雑になっている印象が強い。実際、COVID-19が否定できない疑い症例、レントゲンで異常がないので……という症例をいざ診察してみると、扁桃がとても腫れていて白苔があったり、CVA叩打痛があったり……といったことを経験しているのではないだろうか。今回は発熱を主訴に来院した患者において、診断バイアスが影響し確定診断に難渋した症例を紹介する。

著者プロフィール

日本病院総合診療医学会の若手部会診断エラーチーム(担当理事:獨協医科大学総合診療科の志水太郎氏)のメンバー。

連載の紹介

診断エラー学のすすめ
診断エラー学は、海外では研修医や医学生に対する教育分野で非常に注目されている新しい学問です。日本でも、総合診療に従事する医師らが日本での診断エラー学の普及に乗り出しました。そのプロセスと成果を報告していただきます。

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