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日本病院総合診療医学会に診断エラー部門発足
診療に熱い皆さん、診断エラーをご存知ですか?

2019/02/08
原田 拓(昭和大学病院総合診療科)、宮上 泰樹(順天堂大学医学部総合診療科)

 日頃から診療に熱く取り組んでいる皆さん、「診断エラー」をご存知でしょうか? 聞きなれない言葉だと思われる方が多いかと思います。私たちも、言葉自体は聞いたことがあったものの、なんとなくネガティブなイメージを抱いていた程度でした。

 つい先日も、発熱と吐き気が主訴で上気道症状がなく来院した90歳の方が、最終診断が肺炎だった症例がありました。これに対して、診断エラーという言葉を使用したところ、ベテランのドクターに「診断エラーなんて言葉を積極的に使っちゃいかん」というお叱りを受けてしまいました。このようにエラーという言葉自体を日本人は嫌う傾向にありますし、医師という基本的にエラーの許されない仕事だとなおさら、この言葉を避けたくなるのは心情として当然だと思われます。

著者プロフィール

日本病院総合診療医学会の若手部会診断エラーチーム(担当理事:獨協医科大学総合診療科の志水太郎氏)のメンバー。

連載の紹介

診断エラー学のすすめ
診断エラー学は、海外では研修医や医学生に対する教育分野で非常に注目されている新しい学問です。日本でも、総合診療に従事する医師らが日本での診断エラー学の普及に乗り出しました。そのプロセスと成果を報告していただきます。
書籍『診断エラー学のすすめ』 新年度 応援キャンペーン中

 診断エラーと言えば、真正面から向き合うことを避けたくなるテーマです。しかし、なぜ診断エラーに遭遇してしまったか、どうすればエラーを避けることができたのか……を考え続けることなくして、臨床医の診断が完結することはありません。本書は、真の診断力を身につけるために必要不可欠な「診断エラー学の極意」を、臨床医が実践例を通して書き下ろしました。(発行:日経BP、5500円[税込])

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