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ウクライナ危機は「買い相場」なのか

2022/03/15
Dr.K

 私は個人投資家歴が14年くらいありますので、過去にも色々なショック相場を見てきました。多くの個人投資家が「投資は怖い」と言いながらショックのさなか、退場していきました。

 ご存じの通り、ロシアがウクライナに武力による侵攻を始めています。たとえそれぞれに正義があるとしても、人が人を殺す姿を見るのは一人の医師として心を痛めるものです。投資コラムの話題に戻ると、このウクライナ侵攻によって世界の株式市場は大きく揺れています。「遠くの戦争は買い、近くの戦争は売り」という格言があります。ロシアは日本の隣ですが、ウクライナは遠くにあります。近いのか遠いのか、そしてこの格言がどこまで正しいのかは分かりませんが、経済の体温計である株価は過去の歴史を見ると、実は戦争の影響を思ったほど大きく受けません。

 株式市場の長い歴史を振り返ると、今回のような戦争は何度もありました。しかし、大きく下落しても、その後は短期間で回復していることが多いです。「今回はさすがにダメだろう、日本経済は終わる」と皆一様に言うのですが、どの戦争の後も、経済は再び復興し、株価は戦争前の水準に戻っています。以下に湾岸戦争の際の日経平均株価を載せます(図1)。実はこの後、日本はバブル崩壊によって株価を大きく下げるのですが、少なくとも戦争終結によって株価は上がっています。

図1 湾岸戦争の際の日経平均株価

著者プロフィール

ドクターK●関西の病院で働く40歳代勤務医。リーマンショック後に株式投資に目覚め、資産運用を開始。幾度となく挫折を味わいながら勉強を続け、アベノミクスに乗じて投資資金を大きく増やす。著書に『忙しい医師でもできる Dr.Kの株式投資戦術』『医学生・若手医師のための 誰も教えてくれなかったおカネの話』など。

連載の紹介

Dr.Kの「医師のためのバリュー投資戦術」
忙しい? 時間がない? そんなあなたも大丈夫! 日常臨床をバリバリこなす超多忙な現役若手医師が、バリュー投資と上手な資産運用のコツを教えます。【注】当コラムは投資にあたっての参考情報を提供するものです。投資判断は自己責任でお願いします。

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