
最近はかなり認知度が高まっていますが、改めて「ふるさと納税って何?」という方は、以前の私のコラムをお読みください!
【参考記事】
○「ふるさと納税」をやらない理由が分からない
○予算は30万円。ふるさと納税をやってみよう
これらのコラムを書いたときから、基本的な仕組みは変わっていません。「コスト2000円で、上限の約3割くらいまでタダで返礼品が手に入る夢のシステム」という認識でよいと思います。後述するように、楽天市場などのポイント還元サイトを使ってふるさと納税すれば、ポイント分でプラスになる可能性もありますから、「年収が高い人ほど、実質お金をもらって返礼品も大量に手に入る夢のシステム」と化しています。もちろん、多く払っている税金の一部が戻ってきているにすぎないのですが、富裕層の方がより恩恵を受けられるという大変珍しい制度なのです。
投資も重要な資産形成ですが、ふるさと納税をやっていないのはお金を捨てているのと変わりません。
ふるさと納税の仕組みがようやく認識されてきたのか、コロナ禍で不況のため「少しでもオトクな仕組み」を活用しようという考えが広がったのか、去年は過去最高のふるさと納税額になっています(図1)。