
一般的に「医療廃棄物」と呼ばれる廃棄物は、以下の3つに分けられます。
(1)感染性廃棄物(特別管理廃棄物)
(2)産業廃棄物(非感染性廃棄物)
(3)事業系一般廃棄物(非感染性)
さて、コロナ禍で増えているのは、みなさんご存じの通り、(1)感染性廃棄物です。疑い症例から出た廃棄物は全て感染性になります。(2)非感染性廃棄物は、輸液セットのプラスチックボトル、空バイアル、手袋(血液などが付着していないもの)といったもので、要は血液や体液がほとんど付着していない医療用品を指します。診察室や待合室などで発生する紙くず、病院の事務部などから排出される紙ごみや食堂から出た残飯などは(3)に入ります。