
Go To Eatキャンペーンとは、感染予防対策に取り組みながら頑張っている飲食店を応援し、間接的に農林漁業者を応援する事業です。「根底にそんな理念があったのか」と、私もちょっとビックリしました。農林水産省が主体となっている事業ですので、こうした名目があるのでしょうね。
バリュー投資家としてこのキャンペーンを見ると、そのような理念をすっかり忘れてしまうくらい、驚くほどお得な仕組みなんです。
「いやいや、どうせ色々と条件をクリアしないといけないんでしょ?」とお思いの方もいらっしゃるでしょうから、このキャンペーンについて詳しく説明しましょう。
端的に言えば、外食の食費がめちゃくちゃ浮くのがこのキャンペーンです。ただ、これはもう記事公開時点では過去の話かもしれません。11月19日現在、政府の予算上限(616億円)に達する見込みになったために、近日中に「オンライン予約」の方の事業が終了することが告知されています(既に終了したところもあり)。
話が前後しますが、Go To Eatキャンペーンは、(1)各地域の登録店舗で使える25%のプレミアムを上乗せした食事券を発行する事業と、(2)オンライン予約サイトで登録店舗へ予約・来店した方へ次回以降に使えるポイントを1日1人最大1000円分のポイントとして付与する事業──の2種類があります。
近日中に予算に達し、事業が終了するのは(2)の方です。メディアで「無限くら寿司」「トリキの錬金術」などと報道され、言ってしまえば裏技みたないことができてしまったキャンペーンが(2)だったのでした。