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不景気の今だからこそ株式投資に目を

2020/05/15

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のアウトブレイクにより、中国をはじめとした海外からのサプライチェーン(製品の原材料・部品の調達から、製造、在庫管理、配送、販売、消費までの全体の一連の流れ)が分断され、諸外国とともに日本も経済が一気に低迷しました。4月1日に発表された日銀の全国企業短期経済観測調査(3月)で、業況判断指数(DI)は7年ぶりのマイナスに転落。4月30日に発表された内閣府の消費動向調査では、消費者態度指数が3月とくらべて9.3ポイントダウンの21.6で「急速に悪化している」という表現が使われています。

 リーマンショックのときもそうだったのですが、私は今こそ株式投資の検討を始める好機であると確信しています。2012年以降のアベノミクス相場で株価が上昇した銘柄の中には、多くがアベノミクス前の水準、下手すればリーマンショック直後の水準まで戻っているものがゴロゴロありました。今は3月中旬時点から大ざっぱに半分くらい戻していますが、それでも割安感のあるものがたくさんあります。

 「コア30」と呼ばれる日本の代表的企業の中から2つ紹介しましょう。例えば、セブン&アイ・ホールディングス(3382)。言わずと知れたコンビニチェーン店を経営する大企業です。アベノミクス相場で株価は以前と比べて2倍以上になっていたのですが、コロナショックによってなんとアベノミクスがなかったことになりつつあります(図1、コロナショックが最も大きかった3月中旬時点、以下同)。アベノミクスが始まってから売上高が2兆円近く伸びている優良企業なのにです。もちろん、景気後退によって消費がしぼんでしまえば株価はこれからどんどん下がるかもしれませんが、いくら何でも2兆円が帳消しになるとは思えません。外出自粛とはいえ、コンビニが使われなくなるとは考えにくいでしょう。

図1 セブン&アイ・ホールディングス(3382)の株価(3月中旬時点)

著者プロフィール

ドクターK●関西の病院で働く30歳代勤務医。リーマンショック後に株式投資に目覚め、資産運用を開始。幾度となく挫折を味わいながら勉強を続け、アベノミクスに乗じて投資資金を大きく増やす。著書に「忙しい医師でもできる Dr.Kの株式投資戦術」。

連載の紹介

Dr.Kの「医師のためのバリュー投資戦術」
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